ハープの弦の不思議

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決して裕福でない、お嬢様でもない私がグランドハープを持つこととなり。
練習しているうちに弦が切れてしまいました。一本、また一本と。
切れた弦の位置にもよりますが真ん中あたりのよく使う減が三本なくなり
いよいよ練習できなくなってきました。
意を決してアオヤマハープに注文しましたら3本で1万円!
太い弦だったらもっと高かったのでしょうね。
あ~~これはやっぱりビンボー人の持てる楽器じゃないやと確信しました。

グランドハープの弦はガット弦と言ってテニスをやる人にはおなじみ。
羊の腸を伸ばして乾かしたものが使われています。
あいつはガッツがある、なんて言われます。そもそもガッツとは内臓の意。
これは天上界の音色がします。でも湿度で安定せず切れやすいし値段も高い。

そこで。
テニスのラケットのガットを張ってみました。
同じくらいの太さの物を選び張ってみたんですがいくらテンションかけようと鳴らないんです。
それじゃあガットはあきらめてテグスならナイロン弦のかわりにならないか?と
トローリングやるくらいの太さのテグスを張ってみました。
それでも鳴らない。
ひも状のものをぴんと張って弾いたらなんでも音が鳴るもんだと思っていましたが
どうやらそうではないらしいのです。

弦としてうられているものでないとハープの音にならないんです。
弦と弦じゃない素材の何が違うのか、知っている方がいらしたら教えてください。

結局どうやって解決したのかというと
当時は珍しかったグランドハープのナイロン弦を夫が世界中のサイトを探しまくって見つけました。
47弦全部交換しても3万円で収まりますからなんとか買うことができました。

ですが天上の音色のガット弦に比べるとナイロン弦はさしずめ天井の音色。
でも弦が歯抜けになって練習できないことを考えたらそれも仕方なし。
湿気で切れやすくなることもないのでま、いっか。
アイリッシュハープもナイロン弦です。

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