私の持ってるハープ三姉妹。アイリッシュ。ラップ。グランド。

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レッスンに通い始めるとそのうち家でも練習しないとならなくなってきます。
先生はここに来た時だけ弾くのでもいいのよ?なんて仰いますが私は早く自分で弾けるようになりたかったので
当時は会社員だったこともありローンでアイリッシュハープを買いました。
太鼓だったら何かを叩くことで練習になるかもしれませんが
ハープって何か他の物を工夫して練習するとか出来ないんですよね。
だからやっぱり買うことになり。アオヤマハープのアイリッシュ、当時32万円でした。

これでしばらく練習をしていましたが。
ハープを習い始めてやっぱり人に聴かせたいんですよ。
そうなるとアイリッシュはなかなか機動性が悪いわけです。(今ではどこでも持って行っちゃうけど)
その当時アオヤマでも外国製のトラバドールハープ(吟遊詩人のハープ)を模した
ラップトップサイズのハープを作り始めていました。
私たちアラフィフ世代ですと小っちゃなバイキングのビッケや家なき子のレミが持っていたおなじみのあれです。
その昔新聞などなかった時代に戦況を報告するとか王様の偉業を称えるとか
そういう役割をになったのはハープを持った吟遊詩人たちでした。
ですから元々ハープは男性の楽器と言えます。(見てないからわかりませんが女性でもいたでしょうね)
話それましたが、外にもって出るために小さいハープが欲しい!と思い始めました。
アオヤマではサウル・ハープという商品名で売り出しました。
聖書の登場人物でダビデもハープの名手でしたがその父(といってもダビデを拾ってくれた)サウル王もハープの名手だったそうです。
そこから名をいただいたサウルハープ。私のはその第一号機なのです。パイロット版かもしれません。
当時のお値段13万円。

その後結婚するのですが数年でその夫が癌で他界。まだ30そこそこだった私に義父母は大金を握らせ実家へ帰れと。
あなたが悲しみに暮れることがないようにこのお金を使いなさいと言われたので私は迷わず散弾銃とグランドハープを買いました!
クレー射撃も面白かったけどグランドハープはもっと面白い。
しばらくは家の中でお座敷奏者だったのですが、グランドハープ持ってるっていうだけで珍しいもんだから
そのうち結婚式だとかBGMだとかに呼ばれるようになるんです。
珍しい楽器って持ってるだけで得ですね。私程度の腕前だって人前で弾いてくれって呼ばれちゃうんだから。
でも大恥だってかきましたよ。レッスン継続して受けてるわけじゃないしまったく一人で練習してネタ仕込んで出るんですから。
そんなんでも10年もやってると肚が座ってくるもんで練習しないと弾けないような技巧的な曲とか最初から外して
鼻歌うたいながらでも弾けちゃうくらいの曲ばかり集めて楽譜も持たずに出るようになりました。
こちらのグランドハープは175万円。

 

 

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